マルボロから発売されている加熱式たばこ「IQOS（アイコス）」
どうやら最近人気のようで、本体がなかなか手に入らない状況が続いているようです。
僕は昨年、2015年9月に購入していたのですが、一年ほどIQOSを使ってみて具体的な弱点がわかってきたので、まとめておきたいと思います。
弱点その１ チャージャー（充電器）が非常に壊れやすい
分厚いスマートフォン程度の大きさのチャージャー。こいつの蓋を閉じるパーツが非常に壊れやすい。
落としたりなどの大きな衝撃は与えてはおらず通常利用の範囲内なのですが、ふと気がつくと蓋と接続するパーツが壊れており、蓋がキッチリと閉じなくなってしまいます。
蓋が閉じないと充電できない仕様になっているので、そのたびに輪ゴムで蓋を止めたりなど工夫はしてみるのですが、なかなかうまく充電できず、とても不便です。
結局、この１年間だけで２回もサポートでチャージャーを交換してもらう羽目になりました。
１回目はIQOSショップで交換してもらい、２回目はネットサポートへの連絡すると、しばらくして交換用のチャージャーが送られてきました。
どちらもスムーズに交換してもらえたので、メーカー側でも充電器の壊れやすさについては把握しているのかもしれません。
弱点その２ IQOS専用ネットサービスがまるで使えない
IQOSには専用のネットサービスがあり、スマートフォンのアプリでもサービスアプリが配布されていますが、このネットサービスがほとんど使い物になりません。
まず、本体のサポート登録ができない。
何度シリアルナンバーを登録しようとしても「すでに登録済みです」と表示されて先に進みません。
たしかに本体を購入したのは、あるイベントに出店していたIQOS特設ブースだったので、購入時に本体が登録されていた可能性があります。でも、本人のアカウントをまるで連携させることができないとなると、いかがなものでしょうか。
何度か電話サポートに連絡して状況を説明したのですが、一向に改善されることはありませんでした。
弱点その１で紹介した本体交換のあと、違うシリアルナンバーでやっと登録を行うことができましたが、今度は専用タバコの箱に印刷されているQRコード（パックコード）が、まったく登録できない状態が続いています。
登録しようとしても、システムエラーが表示されてしまいます。
このQRコードでポイントを貯めるとIQOS本体などのプレゼントに応募できるはずなのですが、IQOSを利用開始して、まだ1ポイントも貯めることができない状態です。
ネットで調べてみると、問題なく登録できている方もいるようなので個別の不具合なのかも知れませんが、今のところ、個人的にはIQOSのネットサービスは「使えないもの」という印象しかありません。
弱点その3 ホルダー本体の劣化が意外と早い。
専用たばこのヒートスティックを装着して使うホルダー本体ですが、約1年程度で充電が弱くなり、吸い始めてもすぐに電源が落ちるようになってしまいます。
1年程度、というのはIQOSの仕様でもあるのですが、完全に使えないわけではなく「吸える時間が極端に短くなる」という寿命の迎え方をします。
なんとなくIQOSホルダーを使い続けていると「あれ？なんだか短くない？」という違和感から始めり、やがて「これは明らかに短い。寿命が来たかな」という確信に変わるまで、まだ吸えるはずのヒートスティックを無駄に捨て続けることになります。
ヒートスティックも普通のタバコを同じく値が張るので、これはちょっともったいないです。
しかも、昨今のIQOS人気の品薄状態では、簡単にホルダーを購入することもできません。
また、買えるとしてもホルダーは定価4980円もします。
タバコ１カートンよりも多少高いだけの金額ではありますが、消耗品として再購入するには、ちょっと戸惑ってしまう価格です。
1年で使えなくなるのなら、せめて1,500円〜2,000円程度で、今よりも気軽に買えるようにしてもらいたいなぁと思います。
まとめ
IQOSには、ヤニや煙が出ない、臭いがつきにくいなど、従来のタバコにはない大きなメリットがあります。
充電のわずらわしさはありますが、喫煙者にとってはありがたいアイテムであることに変わりはありません。
今までにはなかった新しい切り口の商品だからこそ、弱点もあるのだろうと思います。
いつか、弱点を克服したニュー・アイコスが登場することを願っています。
一方、JTも加熱式ではないカプセル式のタバコ「ブルームテック」の発売を開始しています。
https://www.ploom.jp/adultauth
とても気になる商品なのですが、こちらも人気が集まりすぎて、現時点では簡単には手に入らないようです。
手には入ったら、そしてその時に僕がまだ喫煙者であったなら、このブログで使用感をレポートします。