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iPad Pro 12.9インチを1年使ってみてわかったこと

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iPad Pro 12.9インチが2015年11月に発売されて1年が経ちました。
発表当初、その大きなディスプレイと標準アクセサリのApple Pencilの先進性が話題を呼び、第3世代iPadを使っていた私も買い換えを決意し、発売直後にソフトバンクのWi-Fi+Celluerモデルを購入しました。

iPad Pro12インチ

その後、さらに機能が強化された9.7インチモデルがラインナップに加わり、12.9インチモデルの優位性は薄れてしまいましたが、アップルストアや量販店を見ていても、未だに12.9インチモデルが気になる人は多いようです。

実際に12.9インチモデルを購入して1年が経った今、今感じるメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

iPad Pro 12.9インチのメリット

メリットはとにかく画面が大きいことにつきます。
特に電子書籍を閲覧する際の快適さは、この画面の大きさがなければ真似できないものです。

たとえばドコモの月額制、雑誌読み放題サービスの「dマガジン」で週間アスキーを見開き表示しても読みにくさのストレスはほとんどありません。

週間アスキー表示

画面の小さな9.7インチでは文字が小さすぎて記事本文が非常に読みにくくなるので、特に高齢者の方には画面の大きな12.9インチがおすめモデルになるのではないでしょうか。

また、絵を描く時や文章を作成する際にも、画面の大きさは快適な作業環境と直結しますし、HuluやYoutubeなどの動画閲覧や、ゲームなども画面が大きい方が迫力が増します。

とにかく画面が大きいことが、12.9インチのメリットです。

iPad Pro 12.9インチのデメリット

デメリットは2つあります。

ひとつは重くて持ち運びにくいこと、もう1つは純正オプション品が9.7インチモデルよりも高価になることです。

重さに関しては、Wi-Fiモデルの場合713gですので、最軽量のMacであるMacBook 920gを下回ります。

このスペックだけ見ればモバイル環境で問題なく持ち歩けそうですが、iPad Proにはキーボードがないため、外付けのキーボードを追加で含めると、場合によってはMacBookの重量を簡単に超えてしまいます。
さらに保護カバーなども含めると、さらに重量が増加します。

ちなみに私が使っているのはiPad Pro純正のキーボードではなく、サードパーティ製のカバー一体型キーボードなのですが、このキーボードをセットにすると優に1キロを超えてしまい、よっぽどでない限り持ち歩こうとは思えない重さになります。

外付けキーボード

この、気軽に持ち歩く気になれない重さは、モバイル端末であるべきiPad Proの大きなデメリットです。

また、重量を抑えようと考えた場合、アップル純正のスマートキーボードを購入する手がありますが、キーボードだけで17,800円(記事執筆時点)もするので、なかなか簡単には購入できません。対して、9.7インチモデルのスマートキーボードは15,800円で、サイズが小さい分、価格が安くなります。

このサイズにによる価格の違いは、アップル純正・サードパーティ社製にかかわらずついてまわります。アクセサリ類が特に高価になりがちな部分は、やはりデメリットとして感じてしまうことが多いポイントです。

結局、iPad Pro 12.9インチは買いなのか?

オススメできるかどうかは、購入前に、どれぐらい具体的に「自分なりの活用シーン」を想定できるかが重要になります。

ただ言えることは、モバイル前提であれば12.9インチは大きすぎることは確かです。たとえば通勤電車や外出中に気軽に使える端末が欲しいのであれば、そもそもiPad Proではなく、iPad miniにした方が目的に合致しています。

逆に多少のモバイル性能を犠牲にしてでも(車での移動が多いなど)快適な閲覧・作業環境を手に入れたいのであれば、12.9インチはきっと役にたつ端末になるのではないでしょうか。

作業環境だけであれば、iPadではなくMacBookを選択する方法もありますが、iPadはキャリア契約さえしてしまえば、外出先でもすぐにネットに接続できることが1つのアドバンテージです。常にネット環境が必要であれば、別途モバイルルーターなどが必要のないiPadも選択肢としては充分にあり得ます。

まずは自分なりの活用シーンを明確にしてから、店頭で複数の端末をチェックした方が、後々後悔しなくて済むのではないでしょうか。



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