メガスターとは、プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏によって生み出されたスーパープラネタリウムです。
従来型の100倍以上の恒星数を投影可能で、公式ホームページによると「人類が生み出したもっとも本物の宇宙に近い人口宇宙」とのこと。メガスターの技術を基にした家庭用プラネタリウムプラネタリウム「ホームスター」も大ヒット商品となりました。
スーパープラネタリウム「メガスター」の実力はどのようなものなのでしょうか。
実際に見てみるために、メガスターが常設された博物館「伊丹市立こども文化科学館(オフィシャルサイト:http://business4.plala.or.jp/kodomo/)」に足を運んでみました。
ここが伊丹市立こども文化科学館です。
JR伊丹駅より徒歩15分程度。駐車場はありませんが、近隣に伊丹空港を展望できる「伊丹スカイパーク駐車場」があり、20分100円で利用可能です。※駐車料金は訪問時のものです。
訪問当日はあいにくの雨でした。
空は雲に覆われて見えませんが、プラネタリウムなら問題ありません。
入場料は大人400円。中高生200円。こども100円です。市立の博物館だけあって安い!
入場料のみで、常設展示からプラネタリウムまで見ることができます。
入り口を入ると、マスコットキャラクターの「ひょうたん」とクリスマスの飾り付けがお出迎え。
ひょうたんはイベント時などに起動して動き回るようです。
ちなみに好きな食べ物はおにぎりと杏仁豆腐とのこと。
館内図です。プラネタリウム以外にも様々な展示があって楽しめそう。
常設展示の一室。このちょっとレトロSFな感じがたまりません。
中央に太陽系の巨大模型があります。太陽を中心に、惑星が実際の公転速度にしたがって回転しています。
近年、惑星から準惑星に再分類された冥王星には説明が加えられています
隕石を実際に触れることができる展示もあります。
ふつうの石と比べてみると、金属質でずっしりと重い感じがします。
宇宙ロケット発射装置です。
スタート・エネルギチャージ・発射と3段階のボタンでロケットを飛ばします。
ペットボトルのロケットですが、驚くほど高く飛び上がります。
宇宙ロケット発射装置のある展示室もレトロSFなムード。たまらん。
科学館の入り口付近にはガチャガチャコーナーが。
他ではあまり見たことがない、博物館ならではのガチャガチャが並んでいます。
その中でも気になったのがコレ。男のロマン「本物の化石」がガチャガチャになっています。
さっそく300円スタンバイ。
ガチャリ。
アンモナイトの化石をゲットしました。
なお、ラインナップには「大当たり」も含まれており、肉食恐竜スピノサウルスの歯が出てくるようです。
本日の本命。プラネタリウムは1日数回上映。定期的に上映内容は変更されるようです。
今回観ることになったのは冥王星をテーマにした「クイズ・ザ・冥王星」上映時間は50分です。
プラネタリウムシアターの前には、メガスターの作者、大平貴之氏が学生時代に製作したアストロライナーの模型が展示されています。
シアターの内部はこんな感じ。
全席リクライニングシートで、背もたれを大きく倒して天井部のスクリーンを見上げることができます。
そして、これがメガスター。
モデル名「MEGASTAR-IIB itami」中型館向けのメガスターです。
このメガスターで天井スクリーンに星空が投影されます。
上映内容はもちろん撮影できませんでしたが、案内役の女性がリアルタイムに解説やアナウンスを加えながら進行してゆく内容でした。
ドーム全体に映し出された星空はさすがに圧巻。
心地よい女性ナレーションを耳にしながら星空を見上げていると、当然のことながら、癒されて眠たくなってきます。ふと気がつけば上映時間の半分くらいは意識がないという結末に。
しかし、宇宙を移動して冥王星に移動してゆくシーンでは、まるで自分が座っているシアターの座席が移動しているような錯覚を起こすような大迫力。メガスターの投影力は、ただ星空の再現だけに生かされているわけではなさそうです。
科学館の屋上は展望台になっており、伊丹空港から飛び立つ飛行機を見ることができます。
宇宙と空に想いを馳せる「伊丹市立こども文化科学館」
プラネタリウムの上映コンテンツもオリジナルのもので、ここでしか見ることができません。
それほど大きな科学館ではありませんが、プラネタリウム以外にも見所が多く、楽しく過ごせるおすすめのスポットです。
※アクセス詳細、開館・上映情報などは、公式サイトをご確認ください。
伊丹市立こども文化科学館の公式サイト(http://business4.plala.or.jp/kodomo/)