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iPhoneやiPadの日本語入力は本当に使えないのか?

投稿日:2016年11月24日 更新日:

ブログを更新するようになって、iPadを使う機会が増えてきました。
しかし、一方ではiPhoneやiPadのiOSは、日本語入力が弱くて長文執筆には向かないという意見が多数あります。

本当にiOSは日本語入力には向かないのでしょうか。今までの利用経験から、iOSの日本語入力について、そのコツをご紹介したいと思います。

執筆中

iOSとAndroid、日本語入力が便利なのはどっち?

現在、スマートフォンやタブレットのOSは、iOSとAndroidが二大勢力となっています。
Windowsタブレットもかなり安価になってきていますが、純粋なタブレットではなくパソコンですので、ここでは考えないことにします。

iOSとAndroidを比較して、日本語入力が便利なのは間違いなくAndroidです。
Androidは日本語の変換に利用できるソフトの種類が豊富で、しかもパソコンと同じようにOSに組み込んだ形で利用できるので、日本語の入力効率はパソコンとほぼ同等と考えても問題ありません。

対してiOSは、日本語入力ソフトの種類も限られておりOSとは別に動作するために、執筆ソフトとの相性を選ばなければならなかったり、そもそも外部キーボードでは使えないようになっています。



ジャストシステムが発売している最強の日本語入力ソフト「ATOK」もiOS版が存在していますが、前に挙げた理由によって、どうしても機能が制限されてしまいます。
そのため、APP STOREでの評価も良くありません。

ATOK

iOSでパソコンと似た入力環境を得るためには、同じくジャストシステムのATOK PADを利用する手もありますが、2014年を最後にアップデートされておらず現在の環境で利用するには不安が残ります。

ATOK PAD

日本語入力ソフトの使いやすさを考えると、どう考えてもAndroidの方が優れていると言わざるを得ません。

iOSが使えないわけではない。ただし…。

しかし、だからと言ってiOSが日本語入力に向かないと考えるのは早計です。

たしかに優れた日本語環境を構築できるAndroidと比べれば見劣りはするものの、iOSには日本語入力機能がはじめから備わっていますし、この標準機能と利用する限り、外部キーボードでも快適に日本語で文章を作成できます。

変換性能が低いとも言われますが、長文を一気に変換しようとしない限り許容できる範囲です。
うまく変換できない単語は辞書登録してしまえば問題ありませんし、変換が思い通りにいかないことは、Androidでも、パソコンでも起こりうることです。

ただし、iOSの日本語入力には一点だけ重大な問題点があります。

それは、外部キーボードで全角でスペースが入力できない、という点です。
ソフトウェアキーボードでは入力可能ですが、全角スペースだけのためにキーボードの切り替えが必要になり、非常に面倒です。

「全角スペースを含んだ言葉を辞書登録して呼び出す」という技もありますが、これも苦肉の対策であり、iOSの機能に含まれているものではありません。

基本的にiOSで全角スペースを入力するのが面倒であることに変わりありません。

メールやブログなどで全角スペースが必要になることはあまりありませんが、小説やレポートなど、原稿用紙のルールに則った原稿を作成しようとすると、この一点が大きな問題になってきます。

全角スペースにも対応したおすすめのテキストエディタ

どうしてもiOSで全角スペースをストレスなく入力したい場合は、専用のテキストエディタを使うことで対応できます。

専用のボタンをタップして全角スペースを入力可能なテキストエディタはいくつかありますが、もっとも使いやすいのが「iライターズ」です。

iライターズ

操作系がわかりやすくシンプルな上に、外部キーボードの場合は【alt】+【スペース】ですぐに全角スペースを入力できます。Dropboxにも対応しており、パソコンとデータを同期しながら、外出先ではiPhone、自宅ではパソコンで原稿を書く、といった使い方も可能です。

iOSでの日本語入力に困っている方は、試してみる価値のあるテキストエディタかと思います。

まとめ

iOSの日本語入力にはクセがあるものの、決して長文作成に使えないわけではありません。

日本語入力だけを追求するのであればパソコンを導入することがベストですが、iPhoneやiPadにはパソコンでは利用できないアプリが沢山そろっていますし、外出先でも使いやすい端末です。

様々なメリットもあるiOSを、もう一度日本語作成ツールを見直してみても良いのではないでしょうか。



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