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猫と暮らしてわかった、猫を飼うときに覚悟すべき3つのこと

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眠る猫

我が家では一匹の猫を飼っています。

捨て猫を保護するボランティア施設から譲り受けたメス猫で、人見知りがひどく、初見の人にはまず懐くことはありませんが、そのかわりに、心を許した家族には事あるごとにゴロゴロと甘えてすり寄ってきます。
休日に自宅にいると、ずっとそばを離れようとしません。

かつては犬派だった僕ですが、猫を飼い始めてからすっかり猫派になってしまいました。

飼っていて思うことですが、猫は散歩につれていかなくてもかまいませんし、鳴き声も犬ほど激しくありません。
現実的に犬か猫のどちらかを「飼う」となったら、犬よりも猫の方が手がかかからないかも知れません。

ただし、猫を飼うと決めたら、いくつか覚悟しておかなければならないことがあります。
後で「こんなはずじゃなかった」と後悔する前に、実際に猫と暮らしている経験から、3つの覚悟しなければならないことをご紹介します。

その1 長い旅行はあきらめてください

猫は環境の変化に非常に敏感で、ストレスを溜めやすい動物です。

たとえば長期の旅行に出かけるからと言って、気軽に知り合いやペットホテルに預けることができません。
たしかに猫を受け入れてくれるペットホテルもありますが、猫自身のことを考えると預けるべきではありません。

自動餌やり機、自動給水機などを揃えたとしても、トイレの片付けはどうしても必要になります。
しっかりと準備をした上で家を空けるとしても、おそらく3日程度が限界ラインです。

猫を飼っている以上、1週間、ましてや1ヶ月も家を空けることなどできません。
長期の旅行はできなくなります。

また、頻繁に家を空けることも避けた方が無難です。
特に旅行好きの方は、猫を飼う前にしっかりと覚悟を決めてください。

その2 とりあえず家の中はボロボロになります

猫はツメを研ぐ習性があります。ペットショップへ行けば「ツメ研ぎ」を売っていますが、猫が「必ずそこでツメを研ぐ」とは限りません。小さな羽虫を追って、壁にツメを立てることもあります。
ジャンプ力がありますので、結構高い位置までツメを使って登ろうとする場合もあります。
結果、家の中の壁紙は広い範囲でボロボロになってしまいます。

また、ストレスがたまっていると、トイレ以外でおしっこをしてしまうことがあります。
忙しくて、なかなか構ってあげる時間がとれないでいると、気がついた時には、布団の上に黄色いシミが広がっているかもしれません。

猫のおしっこは匂いが強く、布団専門のクリーニング店に出してもまず元どおりにはなりません。

我が家では、これで2枚の布団を捨てるはめになりました。
これに懲りて、敷布団には「おねしょシーツ」をかけるようにしています。

まだ躾(しつけ)が完璧ではない子猫の間は、特に注意が必要です。
小さな体で家の死角に潜り込み、そこをセカンド・トイレとして定めてしまう場合があります。
その事実に気づくのに遅れたため、うちのフローリングの一角は黒く変色しています。

その3 知人を自宅に招きにくくなるかもしれません

猫を飼い始めて知ったのは、意外と猫アレルギーの人が多いことです。
仲の良い何人かの友達や、実弟は猫アレルギーだと知り、気軽に自宅に招くことが出来なくなりました。

また、飼い主が猫アレルギーだと生活に支障が出る可能性もあります。
あまり猫んい触れる機会がなかった人は、猫を飼い始める前に、自分自身が猫アレルギーではないか確かめておいた方が良いと思います。

さいごに

猫にもそれぞれ性格があり、これらに当てはまらないケースもあれば、逆にまったく異なった覚悟が必要になることもありえます。

猫に限らず、動物はとても可愛いですが、きちんと面倒を見て、責任をもって飼うことは簡単ではありません。

必要な覚悟はきちんと見据えてから、飼い始めた方が、きっと猫も飼い主も幸福な人生を過ごすことにつながるのではないでしょうか。



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