発売直後から品薄状態が続いているファミコンミニ(ニンテンドークラッシックミニ ファミリーコンピューター)に合わせて、ゲーム雑誌「ファミコン通信」のムック版が発売されたので購入してきました。
「ファミコン通信」は、現在も発刊されている「ファミ通」の前身です。
ゲーム機の主役がファミコンではなくなったので、雑誌名が変わったのですが、読者を楽しませようとしてくれる記事や企画のスタンスは、ファミコン通信時代から今まっで変わっていません。
もともと、ファミコン通信は、独立した雑誌ではなくパソコン雑誌「LOGIN(ログイン)」の1コーナーとして誕生しました。1986年にファミコンブームの波に乗って独立した雑誌として創刊されましたが、子供心に、パソコン雑誌の1コーナーが雑誌になったことで驚きを感じたことを覚えています。
さっそく、今回発売された「ファミコン通信」の中身をチェックしてみます。
書籍の内容ですので、すべてを写真にすることはできませんが、内容の雰囲気を感じていただければ、ファミコン世代の方は手に入れたくなるのではないでしょうか。
個人的に、心を動かされたポイントをご紹介していきます。
(1)ファミコンカセットのペーパークラフト
こういうバカバカしい……いや、エンターテイメント性に富んだ企画を実現してくれるのが、まさにファミ通。ファミコンミニにぴったりサイズの、ファミコンミニに内蔵された30本分のカードリッジ・ペーパークラフトを掲載しています。
作り方はページをカラーコピーして、ダンボールに貼って組み立てていくようです。
さらにカードリッジだけではなく、ディスクシステムとファミリーベーシックのペーパークラフトも掲載されています。
(2)内蔵ソフトのクロスレビュー
本音のレビューで、ファミ通本誌でも人気のクロスレビューが、内蔵ソフト30本分掲載されています。今回は対象が古いソフトということもあって、レビュアーの思い出話が多いようですが、これはこれで読み応えがあります。
(3)内蔵ソフトのカードリッジシール
小ぶりなサイズながら、カードリッジ30本分のシールが付属しています。
シールというよりも光沢のあるステッカーに近い感触で、多少の耐久性がありそうな作りになっています。iPhoneの裏側などに貼れば、新旧テクノロジーの融合のようで面白いかも知れません
あと、画像にはしませんでしたが、著名クリエイターが選ぶ「あとファミコンミニに、あと1本ソフトを入れるなら」という企画も面白い試みです。
ファミコンミニ収録ソフトが、発売当時、最初に紙面で紹介された記事も復刻されており、ノスタルジーに浸ることもできます。
今回のファミコン通信ムック本の発売の他、表紙が荒井清和の漫画「べーしっ君」だったファミコン通信の創刊号も、期間限定でAmazonから注文可能なようです。
気になる方は、手にとってみてはいかがでしょうか。